心理検査
心理検査
当院では、患者様のこころの状態をより的確に把握しながら治療を進めるために、各種心理検査の実施が可能です。
心理検査は、ご本人の感じている不調の背景や特性を客観的に評価するための大切な手段です。
主に、性格傾向やストレス耐性、認知の特徴、発達特性(自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠陥多動症(ADHD)など)を把握する際に活用されます。
学業や仕事、対人関係、日常生活での困りごとの背景を理解し、今後の支援や対応の方針を検討する際の重要な手がかりとなります。
心理検査にはさまざまな種類があり、検査の目的や患者様の状態に応じて適切なものを選定いたしますので、診察またはカウンセリングにてご相談の上、窓口でご予約ください。
「知能検査」と聞くと、能力の高さや知能指数(IQ)だけを測るものと考えられがちですが、実際には異なります。知能検査では、言語理解・作動記憶・処理速度・知覚推理など、いくつかの側面にわたる認知機能を測定し、能力のバランスや得意・不得意の傾向を明らかにします。検査では、質問に答える、作業をするなどさまざまな問題に取り組んでもらいます。
知的能力(IQ)はもちろんですが、さまざまな能力の側面を知ることができます。
大きく分類すると以下のようになります。
言語理解
言葉の意味を正しく理解したり、言葉を使って適切に表現したりする力を示します。
知覚推理
情報(特に視覚から得た情報)を適切に理解し、それらをもとに考えて処理する力を示します。
ワーキングメモリー
情報(特に聴覚から得た情報)を記憶し、それらをもとに考えて処理する力を示します。
処理速度
視覚から得た情報をもとに、素早く正確に作業する力を示します。
考え方や感じ方、ものの捉え方を客観的に捉えることができます。考え方や捉え方の特徴を知ることにより対処パターンや症状の理解を深め、より適切な治療やカウンセリングにつなげることができます。検査は、絵を描いてもらうこともあれば、質問に答えてもらうこともあり、さまざまな方法を用います。
抑うつ、不安、緊張、恐怖など、現在の気分の状態や精神的ストレスの程度を把握することができます。症状の評価や診断の補助、さらには治療経過の確認や効果の判定にも役立ちます。診察やカウンセリングでの定期的な実施によって、こころの状態の変化を把握しやすくなり、回復の見通しを立てる手がかりにもなります。検査は質問用紙に回答してもらいます。
心理検査の予約
事前に診察またはカウンセリングでご相談ください。
相談後、窓口で予約をお取りいただき、予約時に料金をお支払いください。
お支払い方法は、現金またはクレジットカードがご利用いただけます。
※他院・他機関より心理検査を勧められた方は、まずは当院の診察のご予約をお取りいただき、診察にてご相談ください。
心理検査の実施
1日または2日の日程で検査を実施します。
心理検査結果の説明面接
検査実施から3〜4週間後に約25分の検査結果についての面接を行います。
医師または心理士が必要だと判断した場合は、ご本人様用のフィードバック用紙を一緒にお渡しします。
※心理検査結果の説明面接の日程は検査実施日にご予約いただく形となります。
当院では検査実施3~4週間後に検査結果説明の面接(約25分)を行います。
現在、当院では開院記念につき、以下の検査料金をオープニング価格にてご案内しております。
| 検査 | 所要時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 知能検査(WAIS-Ⅳ) | 約2時間+結果説明 | 22,000円 |
| 発達傾向把握セット (WAIS-Ⅳなど) |
約2~3時間+結果説明 | 30,000円 |
| パーソナリティ傾向把握セット (ロールシャッハ・テストなど) |
約2~3時間+結果説明 | 30,000円 |
| 発達・パーソナリティ傾向把握セット (WAIS-Ⅳ、ロールシャッハ・テストなど) |
1日目約2時間+2日目約2~3時間+結果説明 | 40,000円 |
※心理検査はご予約時に検査費用のお支払いをお願いしております。
心理検査費用のご返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
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